毎年、次々と新しい商品が出てきては消えていく。
ごく一部の商品だけが生き残っていく。
まさに戦国時代。
そんな一時代を築いた商品でさえも、いつの間にか消えていくのだ…
今回は、「いつの間にか消えてしまった飲み物7選」を紹介します。
桃の天然水
「桃天(ももてん)」の愛称で親しまれていた。1996年から2015まではJT(日本たばこ産業)が販売。
当初こそ売り上げが伸びなかったが、若者から絶大な支持を得ていた華原朋美をCMに起用したことで、爆発的なヒットを記録した。当時『ヒューヒュー』というCMは流行語となるほど。
そんな中、商品へカビの混入が発生。JTは商品を自主回収。
その後はイメージの悪化や緑茶など無糖飲料の台頭で、売り上げは低迷。パッケージの改良など試行錯誤を行ったが、JTは2015年に飲料事業を撤退した。
2016年にはブランドを引き継いだサントリーから復活したが、現在は販売終了となっている。
さらっとしぼったオレンジ
ダイドードリンコが1996年販売開始。「さらしぼ」の愛称で、自販機を中心に販売されていた。
オレンジパルプが入っていて飲みごたえがあり、大容量なのもあって学生を中心に支持を集めていた。
2018年に商品ラインナップの見直しということで販売中止。しかし復活を望む声が多数あり、翌年復活した。
新しくなった「さらしぼ」は以前の490ml缶ではなく容量が少なくなったボトル缶。味もおなじみの味にピールエキスを加えてオレンジ感を高めている。
大容量が魅力の商品であったために、「求めていたのは、それじゃないんだよ~」改悪との声もある。
アンバサ
コカ・コーラから販売されていた「アンバサ」
北九州コカ・コーラボトリングの提案で開発され、1981年から当該地域で販売され、翌1982年に全国発売を行った。
当時、カルピスソーダやスコールなどの競合品として生み出された。
しかし、カルピスの牙城を崩すことができずに、細々と売られる状態が続き、現在では見かけることがなくなった…
現在、ネットでは一部取り扱いがあるようです。
燃焼系アミノ式
2003年から2005年ごろまでサントリーから発売されていたアミノ酸入り飲料。
当時はキャッチ―なCMが話題。
CMでは「燃焼系~燃焼系~アミノ式~。こんな運動しなくても・・」という軽やかな音楽に合わせて雑技団のような一般人ではできないすご技を披露。
フキゲン
「フキゲン」はアサヒ飲料が小学生向けに2002年から2004年の2年間販売していた飲料。
キャッチコピーは「やーなことリセットしよ」
奈良美智にキャラクターデザインを依頼したが断られたので、パッケージには彼の作品に似せた不機嫌な表情を浮かべた子どものキャラクター「フッキー」のイラストが使用された。
ごめんね
サントリーから1999年より販売されていた弱めの炭酸飲料。
「ごめんね。」という謎のネーミング、シュンとして謝っているうさぎのデザイン。
女性を中心に人気であった。
「歌え〜水のように~(ごめんね) 歌え〜果実のように~(ごめんね)」という合唱コンクールのCMも印象的。
バブルマン
バブルマンはサントリーが2005年に発売し2007年に終売。
短期間ではあるが、不思議なキャラとCMで話題に。
「炭酸~炭酸~バブルマン~~遊んでくれよぅ~!」とキャラクターが怪しい動きをする。
サントリーにしてはかなり攻めた印象。
ちなみにCMソングとキャラの声は、当時人気絶頂であったアンガールズ田中が担当した。